
Revolut:海外事務手数料不要、私が一番おすすめのVisaデビット

「Revolut」について、以下の内容をまとめました。
- Revolutのレートは良いの?悪いの?
- セキュリティ対策は大丈夫なの?
- どこで使えるの?どうチャージするの?
- 注意事項はあるの?
Revolutのレート徹底比較



「Revolut」のレートを、クレジットカードや空港と徹底比較します
Revolutのレートは良いのでしょうか?悪いのでしょうか?これは数字で見ていただいた方が一番わかりやすいと思います。そこで、以下のレートとグラフで比較します。
- 外国為替市場のレート(基準レート)
- Visaカード(キャッシングレート)
- 海外事務手数料が上乗せされていない、Visa決済時の生のレートです。現在日本のカードでは、事実上キャッシングのみに適用されるレートです。
- Visaカード(海外事務手数料3.8%)
- Revolut
- 成田空港
日本人に人気の高い、9か国の通貨でレートを比較してみましょう。以下から、ご覧になりたい通貨を選択してください。


種類 | レート | 両替手数料 (10万円毎) |
---|---|---|
外国為替市場 | 1ウォン= 0.1038円 | (基準値) |
Revolut | 1ウォン= 0.1044円 | 589円 |
Visa(キャッシング) | 1ウォン= 0.1049円 | 1,016円 |
Visa(海外事務手数料3.8%) | 1ウォン= 0.1072円 | 3,147円 |
成田空港 | 1ウォン= 0.1189円 | 12,692円 |
(最終更新日時 : 2025/05/21 12:18)
また、韓国(明洞)、タイ(バンコク中心部)、シンガポール(ラッフルズプレイス)は中心市街地の両替店のレートが非常に良い事で知られています。そこで、これらの国の中心市街地の両替店とも、レートを比較してみました。結果はこちらです。


種類 | レート | 両替手数料 (10万円毎) |
---|---|---|
外国為替市場 | 1ウォン= 0.1038円 | (基準値) |
Revolut | 1ウォン= 0.1044円 | 589円 |
明洞 | 1ウォン= 0.1035円 | -279円 |
(最終更新日時 : 2025/05/21 12:18)
もうこれは見ていただいた通りのレートです。
なお、レートは以下から確認が可能です。Revolutのレートも公式サイトで確認可能です。実際に見比べていただくのが一番早いと思います。
- Googleファイナンス(外国為替市場のレートの確認)
- Visaの決済レート
- GPA(成田空港グループ直営の外貨両替店)
もちろん、実際に海外でも使ってみています。Revolutは、実際にWebサイトで記載された通りのレートで決済されていました。
Revolutのレートには海外事務手数料がかからない
Revolutのレートに関して一番重要な点は、海外事務手数料が上乗せされない点です。
日本のカード会社が発行したクレジットカードには、基本的には海外事務手数料が必要です。カード会社により異なりますが、3.6~3.8%台が必要な会社がほとんどです。(コロナ後に値上げが相次ぎ、2%以下の会社はほとんどありません)
これがRevolutでは、海外事務手数料は不要で、Revolutの両替レートそのままの金額で決済が可能です。
国と国との間の移動が多いヨーロッパ等では、海外事務手数料が無料のクレジットカードも最近出てきており、競争が大きくなっているようです。ただ日本では私が知る限り、今のところ海外事務手数料が無料のカードはありません。(むしろ最近は値上げの傾向です)
Revolutは金融フィンテック企業の本場、イギリス発祥のサービス。海外事務手数料での戦いが重要な、ヨーロッパで競争をしている真っ最中のカードです。
こういった企業が競争があまりない日本に上陸すると、こうなるんだな…。という感想です。
スタンダートプランは年会費無料、カードも無料発行
年会費は不要、カード発行費用も無料なのは嬉しい所(リアルカード発行には発送料が500円必要)。
スタンダードプランでも、1か月間でのATM引出しは25,000円までRevolutの手数料は無料、外貨両替は30万円まで無料(2025/6/1に75万円から30万円に変更になりました)です。十分だと思います。
ATM引出しができるのは、銀行振込でチャージした資金のみである点、ATMの提供事業者によって手数料が発生することがある点は注意が必要です。
普通に使っていれば全然問題ない額かな、と思います。これ以上利用する場合、ATMは2%の追加手数料、両替は0.5%の追加手数料が発生します。また、後述の通り、無料利用枠内であっても、為替市場時間外については1%の為替手数料が発生します。
2025/4/22に有料プランにおける為替市場時間外の為替手数料が撤廃されたので、これ以上利用されたい方は検討してください。
Revolutのセキュリティ対策



私が実際に活用している、「Revolut」のセキュリティ対策をご紹介します。
私自身の、クレジットカードで不正決済された経験
私自身、海外でクレジットカードを使って不正利用された経験があります。(行ってもいないアメリカのUberで決済された)
私自身は、海外では専用のクレジットカードを作って、それで決済しておき、なんかあったらすぐ止めれば大丈夫だろう…と思っていたのですが、実際不正利用されてみるとこんな問題があります。
- 不正利用は申告期限がある(私が使っているカード会社の場合、60日でした)
- 各種セキュリティ対策はがちがちにやっていたのだが、突破されてしまう事もある(なんでも一部に、セキュリティ対策を無視して決済できてしまう会社があるそうで…。なんだそりゃって感じですが)
特に申告期限はしらなくて、60日以内にチェックしないといけないのか!というのは結構衝撃でした。
本当たまたまチェックしていて気づいた(数万単位の請求だったので金額が大きくて気づけた)ので申告できて、無事返金はされています。ですが、毎回必ず60日以内にできるかというと自信が無く…。
不正利用の心当たりがあるかといえば、よくある不正なフォームには絶対入れていないはずです。
ただ、国によりますが海外に行くとなると、ESTA等の事前の入国申請費用や格安LCCの決済、現地でのタクシーサービスの利用などで、カード番号のネット入力が避けられません。原因は分からないんですが、いろいろとスマホで決済はしてたので、なんかよくないのがあったのかな…という感じです。
このような体験も踏まえて、Revolutは海外渡航向けのおすすめのセキュリティ対策も豊富です。
Revolutのおすすめセキュリティ対策1:使い捨てバーチャルカードが発行できる
個人的にはこれが結構一押しなんです。使い捨てのバーチャルカードが1日5枚まで発行可能です。使い捨てというのは、カード情報が決済ごとに変更されるという意味です。
海外行くのにネット決済しないといけない、でもなんか海外の会社で不安…。という事があると思います。LCCとか、査証がらみとか、タクシーの配車アプリだったり、まあいろいろあると思います。
そんな時、スマホアプリ一つで、使い捨てのバーチャルカードを発行できるのです。もちろん無料です。
使い捨てなので不安なく利用できるのは嬉しいですね。
Revolutのおすすめセキュリティ対策2:アプリでカードを一時停止できる
実際にカード被害にあって、いちいち明細なんかチェックしてられない…というのが本音でした。
Revolutの場合、アプリで簡単にカードそのものを一時停止できます。もちろん、復活もアプリでぽちっとできます。
これで新しい決済そのものが通らなくなるので、これが結構重要だなーと思いました。私は出国する前に使えるようにして、帰国したら一時停止しています。
Revolutのおすすめセキュリティ対策3:利用時のスマホ通知
実際に利用されたらスマホに通知が来るようにできます。これは最近クレジットカードでもよく見る機能ですね。
これも有難いですね。個人的にはすぐレート換算された金額が見られるので、日本円でいくらだったのかすぐわかるのが嬉しいです。
Revolutではこの他にも細かなセキュリティ設定ができます(オンライン決済のオンオフなど)。
RevolutはVisaデビットカード



「Revolut」の、決済可能な場所・チャージ方法をご案内します。
こちらのカードは、Visaデビットカードになります。
Visa加盟店で利用可能
カードそのものは、Visaのマークがあるお店ならどこでも使えます。物理カードは最近はやりのタッチ決済も対応しているので、Visaタッチでぴっと買い物もできます。
あとApple Pay・Google Payにも対応してるので、スマホでタッチしてカード決済もできます。
私自身の経験として、Visaカードが使えるお店なら問題なく使えました。韓国の激安店とか、シンガポールのホーカーとか、カードがそもそも使えない場所はもちろん無理でしたが、今カード使えないお店ってあまりないんじゃないかな…と思います。
さらにもし余った場合でも、帰国後に全額を日本円に両替すれば、もちろん日本でも使えるのはポイント高いですね。コンビニとかで端数清算が簡単にすみます。
デビットカードなので入金分のみ使える
Revolutのチャージは、基本的には銀行振込がおすすめです。振り込むと結構早くチャージされます。
チャージされた分しか使えないので、海外利用だとかなり安心ですね。なお、チャージ上限は100万円になっています。(これだけあれば困る人はそんなに居ないとは思いますが…。)
日常使いだと要注意ポイントなのですが、これは海外メインで使うのであればかなり助かります。入金してなければそもそも高額決済できないですからね。
なお、カード入金は手数料がかかる場合があるので要注意。今のところ以下のルールです。(なお、下記は全て日本国内で発行された個人カードの場合です。)
決済ブランド | カード種別 | 入金手数料 |
---|---|---|
Visa | クレジットカード | 入金額の1.7% |
Visa | プリペイドカード | 入金額の1.7% |
Visa | デビットカード | 無料 |
Mastercard | クレジットカード | 無料 |
Mastercard | プリペイドカード | 入金額の1.3% |
Mastercard | デビットカード | 無料 |
※上記は全て、日本国内で発行された個人カードの場合です。国外発行のカードや、会社法人向けなどのビジネスカードの場合は手数料が異なります。
さらにスマホのWalletに登録しているカードからも(Apple PayやGoogle Pay経由で)チャージできます(チャージ方法はこちらに詳しくまとめられています。)
Revolutを使う時の3つの注意事項



「Revolut」を使う際に、知っておきたい注意事項をまとめました。
ただそんなRevolutですが、私が実際に使ってみた上で以下のことは注意した方が良いなと思いました。
カードが来たらまずすぐ使ってみること
カードが来たらまず日本ですぐ使ってみましょう。使い勝手は確認しておいた方がいいです。
金額は少なくてもいいので、チャージ・支払い(コンビニとかで使えます)・両替(渡航先の国の通貨に)の3点セットを、すぐ実施して確認しましょう。
初めて使う時に、あれ、どうだったっけ?ってなりがちなので。実際日本で一度使っておけばそこらへんも安心だと思います。
あとカードそのものは私はシンガポールから発送されていたので、念のため使えるか決済はしておいた方がいいと思います。大丈夫だと思いますけど。
週末は、為替取引手数料が必要なため注意
週末は1%の追加手数料が発生します。
週末とは、ニューヨーク時間で、金曜日午後5時~日曜日午後6時までを指しています。もちろん夏時間も考慮が必要です。(日本時間の場合は土曜日午前7時〜月曜日午前8時/サマータイムでは土曜日午前6時〜月曜日午前7時)
これは両替したら払う手数料なので、事前に両替しておくと払わなくてOKです。週末に入る前に、使いそうな分両替しておきましょう。事前に両替できる通貨は39通貨もあります。たくさんあるので、日本人が良く行きそうな国をいくつかピックアップします。
- 北米・オセアニア通貨
- アメリカドル
- カナダドル
- オーストラリアドル
- ニュージーランドドル
- アジア通貨
- 韓国ウォン
- 中国人民元
- 香港ドル
- シンガポールドル
- タイバーツ
- フィリピンペソ
- ベトナムドン
- インドネシアルピア
- ヨーロッパ通貨
- ユーロ
- イギリスポンド
- スイスフラン
- チェココルナ
- ハンガリーフォリント
- アイスランドクローナ
- ポーランドズウォティ
- スウェーデンクローナ
日本人が多く行きそうな国で事前の両替に対応していないのは、あとは台湾ドル、マレーシアリンギットといったところでしょうか。
ただこれらの通貨が使えないわけではなくて、両替してRevolutのアカウントで保有することができないだけで、カード決済には対応しています。
まとめ
これまでご紹介した、「お得な為替レート」で、「Visa加盟店で使える」、「海外手数料のかからないデビットカード」のRevolut。
私自身、クレジットカードで不正利用被害にもあったことから、海外ではクレジットカードを極力使わないようにしています。セキュリティ対策面で不安なく使えて、お得な為替レートで使えるRevolutは、非常に便利に使えるデビットカードです。
是非皆様も一度試してみてください。一度使っていただければ、この便利さが分かっていただけるはずです。無料会員であれば、カード発行費用や年会費も不要でこの利便性を体験できます。