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成田空港の両替、おすすめで安いのは?レートを全通貨徹底比較

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成田空港での両替について、何年にもわたって徹底的に追跡調査。

最新の両替の傾向も踏まえながら、成田空港を利用する場合に両替をどのようにするのがいいのかをまとめました。

改訂履歴

最終全面改定日:2025/1/30

  • 2025/10/29 全面改訂(第8回調査実施)
  • 2025/01/30 全面改訂(第7回調査実施)
  • 2024/04/18 加筆修正(第6回調査実施)
  • 2023/10/27 加筆修正(第5回調査実施)
  • 2022/12/20 加筆修正(第4回調査実施)
  • 2019/09/08 加筆修正(第3回調査実施)
  • 2019/01/28 加筆修正(第2回調査実施)
  • 2018/08/20 新規執筆(第1回調査実施)

ほかにも以下の記事がありますので、併せてご覧ください。

Profile
旅行ブロガー歴10年 フリーSE

金融系ITシステムへ従事した経験を持つフリーランスSE。パンデミック後は8ヶ国へ渡航、LCCを活用したアジア節約旅行が好き。10年以上の海外ブログ運営で培った知見に、金融ITの経験を組み合わせ、正確な為替データの分析に基づいた外貨両替情報をお伝えします。

国内での両替は外貨宅配がおすすめ

国内での両替は、便利なネットの外貨両替がおすすめ。たとえば外貨両替ドルユーロは手数料がこんなにお得

外貨両替手数料比較
(1万円当たり/2025年6月の平均)
両替手数料の算出条件はこちら
  • 対象通貨は、日本人が良く利用する以下の13通貨とする。
    • アジア:韓国、台湾、中国、香港、シンガポール、タイ、マレーシア
    • 欧米:アメリカ、ユーロ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド
  • 基準レートは、「東京外国為替市場の当日12時頃のレート」とする。
  • そこから各社が提示しているレートとの差額を計算し、「手数料」として表す。
  • データは1か月間を平均したものを使用する。
  • 両替所の場合、購入・売却両方の手数料を計算し、その平均手数料を表す。
  • 海外の空港は、当該国の通貨と日本円とのレートのみ比較する。(アメリカならアメリカドルー日本円、韓国なら韓国ウォンー日本円のレートのみ)
  • カードの場合、円→外貨の手数料のみを平均する。
  • クレジットカードは、Visaカードの場合の手数料を表す。海外決済手数料は3.85%の場合で計算する。
    • 現在の日本国内のクレジットカードは、海外決済手数料は3.85%もしくは3.63%となっている場合が多いため。3.63%の場合には0.22%手数料が安くなるため注意。
    • 3.85%を採用しているのは、セゾン、オリコ、三菱UFJニコス、JR東日本、ライフ、UC、Paypayなど。
    • 3.63%を採用しているのは、楽天、三井住友、DC、JALなど。

こちらの記事で徹底解説中です。外貨両替ドルユーロの割引クーポンも配布中!

もくじ

現在の成田空港の両替について

成田空港
成田空港

この記事では成田空港でどう両替するのがおすすめかをまとめます。

まずは、最近の成田空港の両替事情についてまとめました。

成田空港の両替店一覧

まず、成田空港にどういう両替店があるのか見ていきましょう。成田空港では現在、4種類の両替店が営業しています。

GPA外貨両替専門店

GPA外貨両替専門店
GPA外貨両替専門店

成田空港が直営で運営している両替店が、GPA外貨両替専門店です。取り扱い通貨数も非常に多く、レートも成田空港では平均して良いことが多いため便利な両替店です。店舗数も最も多いですね。

  • ターミナル1
    • 保安検査前
      • 4F 北ウイング(出発ロビー)
      • 1F 北ウイング(到着ロビー)
      • 4F 南ウイング(出発ロビー)
      • 1F 南ウイング(到着ロビー)
    • 保安検査後
      • 3F 第3サテライト
  • ターミナル2
    • 保安検査前
      • 3F(出発ロビー)
      • 1F(到着ロビー)
    • 保安検査後
      • (なし)
  • ターミナル2
    • 保安検査前
      • 2F(出発ロビー)
    • 保安検査後
      • (なし)

千葉銀行

千葉銀行
千葉銀行

千葉県内を地盤とする地方銀行が千葉銀行。成田空港でも両替店や支店を運営しています。ドルやユーロは、頑張ってGPAよりもレートがよい場合があります。取り合え使い通貨数はGPAのほうが多いですね。

  • ターミナル1
    • 保安検査前
      • 4F 南ウイング(出発ロビー)
      • 1F 南ウイング(到着ロビー)
    • 保安検査後
      • なし
  • ターミナル2
    • 保安検査前
      • 1F(到着ロビー)
      • 2F(千葉銀行成田空港支店)
    • 保安検査後
      • 3F(免税店向かい)
  • ターミナル3
    • (なし)

京葉銀行

京葉銀行
京葉銀行

あんまり特徴がないですね、成田空港でも数は少なめ。取り立ててここを使わないといけないという理由はあんまりないですね。

  • ターミナル1
    • 保安検査前
      • 1F 南ウイング(到着ロビー)
    • 保安検査後
      • (なし)
  • ターミナル2
    • 保安検査前
      • 3F(出発ロビー)
    • 保安検査後
      • (なし)
  • ターミナル3
    • (なし)

Travelex

Travelexはターミナル1の保安検査後の1店舗のみに限られます。レートもあまりよくないですし、取り扱い通貨数は多いですが、GPAとほぼ同程度なので、基本的にはGPAを利用することでよいかな、と思います。

  • ターミナル1
    • (保安検査後)3F 第3サテライトのみ

パンデミック中に、羽田空港からは国内系銀行が撤退

みずほ銀行
みずほ銀行

パンデミック前には、以下の銀行が羽田空港で両替業務を行っていましたが、パンデミック期間中に撤退してしまっているので注意してください。

  • 三井住友信託銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行
  • 千葉興業銀行

特に三井住友信託銀行はレートが結構良かっただけに、撤退は残念ですね…。パンデミック前と比べると、両替店は半減していますね。

国内系銀行が撤退し、両替レートは悪化傾向のため注意

羽田空港から国内系銀行が撤退したことからも分かる通り、正直日本の空港の両替ってあんまり儲かりません。というか、パンデミックの影響で、国内系銀行は国内各空港から大量に撤退しているのが現実です。

そのため、現状羽田空港の両替レートはパンデミック前と比べると悪化傾向です(特に三井住友信託銀行がなくなったのは痛い)。この点だけは注意してください。

国内での両替は外貨宅配がおすすめ

国内での両替は、便利なネットの外貨両替がおすすめ。たとえば外貨両替ドルユーロは手数料がこんなにお得

外貨両替手数料比較
(1万円当たり/2025年6月の平均)
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  • 対象通貨は、日本人が良く利用する以下の13通貨とする。
    • アジア:韓国、台湾、中国、香港、シンガポール、タイ、マレーシア
    • 欧米:アメリカ、ユーロ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド
  • 基準レートは、「東京外国為替市場の当日12時頃のレート」とする。
  • そこから各社が提示しているレートとの差額を計算し、「手数料」として表す。
  • データは1か月間を平均したものを使用する。
  • 両替所の場合、購入・売却両方の手数料を計算し、その平均手数料を表す。
  • 海外の空港は、当該国の通貨と日本円とのレートのみ比較する。(アメリカならアメリカドルー日本円、韓国なら韓国ウォンー日本円のレートのみ)
  • カードの場合、円→外貨の手数料のみを平均する。
  • クレジットカードは、Visaカードの場合の手数料を表す。海外決済手数料は3.85%の場合で計算する。
    • 現在の日本国内のクレジットカードは、海外決済手数料は3.85%もしくは3.63%となっている場合が多いため。3.63%の場合には0.22%手数料が安くなるため注意。
    • 3.85%を採用しているのは、セゾン、オリコ、三菱UFJニコス、JR東日本、ライフ、UC、Paypayなど。
    • 3.63%を採用しているのは、楽天、三井住友、DC、JALなど。

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成田空港でおすすめの両替店

ということで、成田空港で両替する場合は、どこで両替するのがいいのでしょうか?

2025年8月に全店舗・全通貨でレートを比較した結果、以下のことがわかりました。

結論:どこでもいい(両替店ごとのレートの差は、成田空港ではほとんどないため)

昔(パンデミック前)は成田空港の両替は、そこそこ差がありました。なんせ8種類も両替店がありましたし、利用者の多いターミナルのほうがレートがよい、とかもあったりしました。昔は、ですが。

今はほぼ出国前だと3種類しか店舗もなく、店舗数自体も減っています。この結果、今の成田空港では、両替店ごとの両替レートの差はほぼありません。

結論として、今の成田空港では、GPAでも千葉銀行でも京葉銀行でも、どこで両替してもそんなに差はでないのでどこでもいいです

例えば具体的に言えば、メジャーどころでは以下のような感じでした。

  • アメリカドル:0.19%(1万円両替して19円の差)
  • ユーロ:0.17%(1万円両替して17円の差)
  • 台湾ドル:0.14%(1万円両替して14円の差)
  • シンガポールドル:0.03%(1万円両替して3円の差)

というところで、このぐらいの差を気にするくらいなら、もう手近なところでささっと両替したほうがいいかな、と思います。

強いて言うなら、GPAか千葉銀行が良い

ただまあしいて言うなら、GPAか千葉銀行が良いです。

さきほど、ほとんどの通貨で差がない、と言いましたが、逆に言うと差があった通貨もいくつかはありました。

ということで、全通貨、どのくらい差があったのかをまとめてみました。この結果から、この2か所がまあしいて言うならいいかな、という感じです。

成田空港出国前・全店舗全通貨のレートの差額まとめ

結果は以下の通りになります。

番号通貨最安店舗差額率
1ベトナムドン千葉銀行6.25%
2フィリピンペソGPA6.19%
3インドネシアルピアGPA4.35%
4メキシコペソ千葉銀行2.17%
5マレーシアリンギットGPA1.26%
6ブラジルレアルGPA0.56%
7イギリスポンドGPA0.52%
8オーストラリアドル京葉銀行0.32%
9アメリカドル千葉銀行0.19%
10ユーロ千葉銀行0.17%
11香港ドルGPA0.14%
12台湾ドル京葉銀行0.14%
13チェコクローナ京葉銀行0.13%
14韓国ウォンGPA0.08%
15カナダドルGPA0.07%
16ニュージーランドドルGPA0.07%
17シンガポールドル京葉銀行0.03%
18スイスフラン千葉銀行0.02%
19ポーランドズウォティ全店同一レート
20ハンガリーフォリント全店同一レート
21パシフィックフラン全店同一レート
22中国元全店同一レート
23タイバーツ全店同一レート
  • 以下の通貨は、GPAのみの取り扱いとなるため除外
    • トルコリラ 、イスラエルシュケル、 エジプトポンド、 UAEディルハム、 南アフリカランド、カタールリヤル、フィジードル
  • 以下の通貨は、京葉銀行のみの取り扱いとなるため除外
    • ロシアルーブル
  • 以下の通貨は、全店舗で取り扱いを中止していたため除外
    • スウェーデンクローネ、デンマーククローネ、ノルウェークローネ

上位5つの通貨は、一番悪いところと一番良いところで、差がそこそこありました。特にベトナムドンとフィリピンペソは6%以上レートが違ったので、1万円当たりだと600円以上差がでてきます。そこそこ違いますね。このあたりの通貨は、しっかり見比べたほうがお得に両替ができます。

ただそれ以外の通貨はすべて1%以下の差(1万円当たりで100円以下の差)なので、まあ別にどこでもいいんじゃないかな…という感じです。

ただ全体的に、GPAか千葉銀行が安いことがほとんどなので、この二つがしいて言うならおすすめなのかなーという感じですね。

どちらかというと、店舗数の減少により、混雑している場合があるのでそちらに注意

成田空港の両替
成田空港の両替

どちらかというと、成田空港の場合は、両替店の混雑に注意が必要です。これは本当によってタイミングによって全然違うので、要注意です。

成田空港の両替店、店舗数の減少により時間帯によって非常に激しく混雑する場合があります。(写真の例)こればっかは時期や時間帯によるのですが、時間帯によって各階1つしか両替店が運営していない場合があって、そういう場合は非常に混む場合もあります。

これは本当にタイミングによるので何とも言えませんが、昼間は比較的問題なくて、夕方あたりに混雑しているのを見かけますね。

そもそも成田空港では、外貨両替を避けるのがおすすめ

成田空港 第2ターミナル
成田空港 第2ターミナル

そもそも論なのですが、成田空港では外貨両替レートが悪化傾向にあることもあり、あまり両替自体がおすすめできなくなっています。

タイミングによっては混雑している場合もあるので、その場合は時間も押してしまいうれしくありませんからね。

もう出発直前でどうにもならない場合は別として、もし余裕があるのでしたら以下のような両替方法のほうがおすすめです。

事前に国内で両替する場合、外貨両替ドルユーロがおすすめ

外貨両替ドルユーロ
外貨両替ドルユーロ
100円優待クーポン

外貨の購入・売却時に適用可能

注文時に入力して使える

クーポンコード

opm012
クーポンをコピー コピーしました!
\ネットで簡単・お得な外貨両替/
外貨両替ドルユーロ
公式ページへ

もし出発まで時間がある場合は、インターネット両替の外貨両替ドルユーロをおすすめしています。外貨を自宅まで簡易書留で郵送してくれるサービスですね。

特徴はレートが良い事です。先ほどの手数料比較の通りですが、ドルとユーロとスイスフランとイギリスポンドは成田空港と同程度。それ以外の通貨は10万円あたり6~8千円ぐらい成田空港より安く両替できる場合もあります(通貨により異なります)。現地空港より安い場合も多く事前に日本で両替しておきたい方におすすめです。

外貨両替ドルユーロのポイント
  • レートが成田空港と比べて全体的に良い(通貨によるが、10万円当たり3000円~7000円程度お得な場合も多い)
  • 両替は3万円から受付
  • 10万円以上の注文で送料無料(10万円未満の場合送料400円)
  • 簡易書留による郵送で、自宅や郵便局での受け取り。(空港郵便局での局留めも可能。詳しくは公式サイトを参照。)
  • 取扱いは主要17通貨のみ。

私自身も、外貨両替ドルユーロは海外に行く際によく使っているサービスです。詳細は以下の記事もあわせてご覧ください。

カード決済の場合、Wiseカードがおすすめ

Wiseデビットカード
Wiseデビットカード

カード決済する場合は、Wiseカードがおすすめです。私は海外でのカード決済はこれしか使ってないですね。おすすめポイントは以下です。

Wiseデビットカードのいいところ
  • デビットカードなのでチャージした分までしか使えず安心
  • 海外決済手数料がお安い
  • アプリから使い捨てカード番号を発行できるので、旅行の旅使い捨てればセキュリティ上安心

海外では配車アプリとして、UberやGrab、また中国だとAlipayなど、カード決済する場合も多いです。私自身、海外でしか使わないようにしていたクレジットカードで不正利用にあったことも何回かあります

いろんな決済に使っているメインカードが止まると本当に面倒なので…。海外はこういった専用のカードを使っておいたほうが安心です。

また、海外決済手数料が普通のクレジットカードと比べてお得なのもうれしいところですね。詳細は以下の記事にまとめています。

もう成田空港に行くので、出発当日に両替が必要な場合

ただもしどうしても今日空港で両替したい、という場合はどうでしょうか?成田空港と現地空港を比べて、どちらがおすすめなのか次にまとめます。

具体例として、渡航者の多い、アメリカ・韓国・台湾・タイの空港の両替手数料と比較します。

両替エリア成田空港海外現地空港
アメリカ・ニューヨークJFK156.63187.19
韓国・ソウル仁川0.12080.1138
台湾・台北桃園5.47175.2056
タイ・スワンナプーム5.240-
外国の空港の両替手数料
(最終更新日時 : 2025/11/10 12:16)

成田空港と現地空港を比べて、成田の方がレートが良いのは一般的には欧米の通貨、現地空港のほうがレートが良いのは一般的には東アジア・東南アジアの通貨です。

例えば、以下の空港は成田空港で両替するのがおすすめで、海外現地空港での両替は避けましょう。(空港同士だけを比較しています、市街地は無視しています)

空港同士で比較して、成田空港での両替がおすすめの通貨
  • アメリカ
  • イギリス
  • ユーロ(特にフランス、ドイツ)
  • スイス
  • カナダ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • 中国(上海浦東空港

反対に現地空港と成田空港を比べて、成田空港での両替は避け、現地空港で両替したほうがいいのは主に東・東南アジアの通貨ですね。具体的な両替の情報は、空港別に記事も作っているのでそちらを参照してください。(空港同士だけを比較しています、市街地は無視しています)

空港同士で比較して、海外現地空港での両替がおすすめの通貨
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もくじ