おすすめ両替方法まとめ
【終了】ゆうちょ銀行・郵便局の外貨両替は終了、情報まとめ
ゆうちょ銀行では旧来、外貨両替サービスとして、以下のサービスを提供していました。
- 店頭での外貨両替サービス(ゆうちょ銀行および外貨両替取扱郵便局)
- ゆうちょの外貨宅配トラベル with You(外貨宅配サービス)
ですが、いずれのサービスも現在は終了しました。
ここでは、以前提供していたサービスの内容と、サービス終了について取りまとめます。
ゆうちょ銀行に限らず、現在は日本の銀行ではほぼ外貨両替を取り扱っていないため注意してください。
ゆうちょ銀行では、全ての外貨両替の取り扱いを中止したため注意
ゆうちょ銀行では、全ての外貨現金の取扱が終了しています。公式のプレスリリースは以下を参考にしてください。
外貨両替は、2021年12月30日をもって終了
パンデミック以前は、「ゆうちょ銀行の全店」及び「外貨両替取扱郵便局」にて外貨両替が可能でした。
ゆうちょの外貨宅配トラベル with Youは、2019年9月30日をもって終了
またゆうちょ銀行は外貨宅配サービスである、「ゆうちょの外貨宅配トラベル with You」も運営していましたが、こちらも2019/9/30にてサービスを終了しています。
2015年3月23日に始めたサービスだったのですが、4年ちょっとでの終了となるので正直不評だったことが想定されます。
ゆうちょ銀行・郵便局の外貨両替レート・手数料はどのくらいだったのか?
参考までに、2019/5/22時点の外貨両替レートは以下の通りでした。
レート自体は標準的なレートですね。いわゆる銀行のレートといえばまあこんなものだと思います。アジア通貨がかなり悪いのもまあ銀行といえばこんなものです。
ゆうちょ銀行の場合、レートは標準的ですが、やはり全国津々浦々のゆうちょ銀行・郵便局で両替できるのがメリット大きかったですね。取扱網の広さを考えると、レートが多少悪いのはしかたないのかな、という感想です。
まあ、もうサービス終了してしまったのですが。
通貨名 | 東京外国 為替市場 | ゆうちょ銀行 | ||
---|---|---|---|---|
レート | 手数料(円) | 手数料(率) | ||
米ドル | 110.51円 | 113.49円 | 2.98円 | 2.70% |
ユーロ | 123.35円 | 127.33円 | 3.98円 | 3.23% |
英ポンド | 140.51円 | 151.99円 | 11.48円 | 8.17% |
スイスフラン | 109.32円 | 114.31円 | 4.99円 | 4.56% |
オーストラリアドル | 75.95円 | 87.48円 | 11.53円 | 15.18% |
カナダドル | 82.4円 | 92.91円 | 10.51円 | 12.75% |
中国元 | 15.93円 | 17.81円 | 1.88円 | 11.80% |
香港ドル | 14.08円 | 16.48円 | 2.4円 | 17.05% |
シンガポールドル | 80.23円 | 86.22円 | 5.99円 | 7.47% |
タイバーツ | 3.46円 | 3.86円 | 0.4円 | 11.56% |
ニュージーランドドル | 71.83円 | 81.84円 | 10.01円 | 13.93% |
新台湾ドル | 3.51円 | 4.06円 | 0.55円 | 15.67% |
韓国ウォン(100ウォン) | 9.25円 | 10.75円 | 1.5円 | 16.22% |
インドネシアルピア(100ルピア) | 0.76円 | 1.01円 | 0.25円 | 32.89% |
マレーシアリンギット | 26.41円 | 30.4円 | 3.99円 | 15.11% |
ゆうちょの外貨宅配トラベル with You
参考までに「ゆうちょの外貨宅配トラベル with You」のサービス概要は以下の通りでした。
項目 | 内容 |
---|---|
申込方法 | インターネット(0:10~23:50) |
送料 | 全国一律無料 |
申込金額 | 外貨パック単位での注文 3万円以上50万円以下/回(月間上限100万円) |
取扱通貨 | 15種類(米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、豪ドル、加ドル、中国元、韓国ウォン、香港ドル、インドネシアルピア、マレーシアリンギット、ニュージーランドドル、シンガポールドル、タイバーツ、台湾ドル) |
支払方法 | ゆうちょ銀行即時振替サービス |
配達方法 | 本人限定受取(特例型)の一般書留郵便 |
為替レート | 営業日午前11時頃更新、申込時点のレート適用 |
発送 | 平日14:00前申込で原則当日発送 |
受取時 | 本人確認書類必要、代理受取不可 |
ポイントは、郵便局の特性を生かした全国一律送料無料となる点。これはもう卑怯としか言いようがないですね。
普通外貨宅配は送料が必要で、一定額たのめば無料、というのが一般的なのですが、郵便局ですからね。送料は一律無料です。
レートが悪い通貨は別ですが、米ドルとかユーロとかをちょろっと頼む分には便利で助かるサービスだったとおもいます。
まあもうなくなってしまったのですが。
なぜゆうちょ銀行では外貨両替を終了したのか?
外貨宅配に関して言えば、4年ちょっとで、しかもコロナ前にサービスが終了しています。
民営化で日本郵政グループはさまざまな事業に手を出したのですが、こちらの外貨宅配に関してもその一環だといえるでしょう。現実的には4年ちょっとでサービス終了なので、あまりサービスが浸透しなかったものと思われます。
外貨両替はパンデミック真っただ中の2021年末に終了しました。
これはもうどうにもならないですね。みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行といった大手銀行が続々と店頭での外貨両替を打ち切ったパンデミック。ゆうちょ銀行も、もうどうにもならなかったものと思われます。