
Wiseデビットカードの海外旅行での使い方 7ヶ国の実地使用レポート
「海外での支払いは、クレジットカードでいいのでは?」
実際私もそう思っていましたし、パンデミック前までは実際にそうしていました。ただ、私はパンデミック後でも7ヶ国に訪れていますが、今は本当にやめておいたほうがいいと思います。理由は大きく二つです。
- パンデミック前と比べ、海外決済手数料を2倍以上に値上げしている会社が非常に多い
- 海外でクレカを多用する場面が多く、不正決済に会いやすくなった(私も被害にあいました)
最近の物価高の流れは、クレジットカードの海外決済手数料にも及んでいます。10万円決済すると4000円前後、海外決済手数料としてもっていかれます。結構大きい金額だと思います。
また、クレジットカードをたくさん使うようになって心配なのが不正利用。私も何回か被害に遭い、その度にカードを再発行していますが、実際に被害に遭ってみると本当に面倒なんです。
こういった経験を経て、私が今実際に海外で使うようになったのは「Wiseデビットカード」。
海外決済手数料がお得で、更に、海外向けのセキュリティ対策も豊富。海外で、お得に、安心に使えるカードです。
ここでは、具体的なおすすめポイントをまとめます。

私は、海外で利用したカードで不正利用に2回あいました。このため、海外では絶対にクレジットカードは使っていません。
Wiseは安心・お得に海外旅行へ行くためにとても助かるアイテムです。
Wiseデビットカードって?

写真のカードがWiseデビットカードの実物です。
Wiseは、ロンドンに本社のあるIT企業です。海外送金・海外決済を専門に行っていて、ヨーロッパではとてもメジャーな企業ですね。
2015年に日本支社として、ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社を設立しています。日本での決済ルールをしっかり守るため、日本の金融庁より「第一種資金決済業者」としての認可も受けており、日本の関連法令に基づいた運営を行っています。
運営はWise。ロンドン証券取引所での時価総額は1兆円を超えており、日本企業で同程度の時価総額の企業となると、楽天やANAなどがあげられます。ロンドン証券取引所でそれぐらいの評価がされている企業、ということですね。
Wiseデビットカードのおすすめポイント

Wiseデビットカードで私が素晴らしいと思う点は、特に次の4つです。
- レートがお得
- 決済レートに上乗せがない&海外利用手数料が安い
- セキュリティ機能が豊富
- 帰国後も安心して生活できる便利なセキュリティ機能
- ATMで現金引出が可能
- 3万円まではATM手数料のみ、しかも国によってはATM手数料が無料の場合も
- マスターカード加盟店で使えるデビットカード
- 多くの加盟店で使えて便利
それぞれ具体的に説明します。
レートがお得 : 主要通貨のレートをVisa・Masterカードと比較
Wiseデビットカードのレートをクレジットカードと比べる
まず、Wiseデビットカードはレートがお得です。主要通貨のレートを比較してみましょう。
レートは毎日お昼頃更新しています。Visaカードの海外決済手数料は、現在一般的な3.85%の場合で計算しています。
レートは為替市場に応じてリアルタイムで変わります。リアルタイムのレート情報は以下から確認できます。
→ Wiseカードの通貨別最新リアルタイムレート
| 通貨 |
Wise
デビットカード
|
Visa決済
クレジットカード
|
|---|---|---|
| アメリカドル USD |
159.14 3.6%お得 |
164.84 |
| ユーロ EUR |
184.55 3.7%お得 |
191.39 |
| イギリスポンド GBP |
213.01 3.6%お得 |
220.60 |
| 中国元 CNY |
22.84 3.6%お得 |
23.66 |
| 韓国ウォン KRW |
0.1082 3.7%お得 |
0.1122 |
| 香港ドル HKD |
20.41 3.6%お得 |
21.14 |
| 台湾ドル TWD |
5.055 3.3%お得 |
5.220 |
| カナダドル CAD |
114.32 3.9%お得 |
118.74 |
| スイスフラン CHF |
198.13 3.9%お得 |
205.95 |
| オーストラリアドル AUD |
106.32 3.9%お得 |
110.46 |
| ニュージーランドドル NZD |
91.51 3.9%お得 |
95.10 |
| タイバーツ THB |
5.08 3.8%お得 |
5.27 |
| シンガポールドル SGD |
123.44 3.8%お得 |
128.11 |
| フィリピンペソ PHP |
2.69 3.2%お得 |
2.77 |
| インドネシアルピア IDR |
0.00942 3.9%お得 |
0.00979 |
| ベトナムドン VND |
0.00607 3.1%お得 |
0.00626 |
| マレーシアリンギット MYR |
39.24 3.8%お得 |
40.72 |
Wiseは全体的にレートが良いです。これは単純に日本のクレジットカード会社が、海外決済手数料をがっつり値上げしているせいですね。
Wiseは海外決済手数料がお得な事が売りなので、ご覧のとおりレートにかなりの差がでてきます。
なお、主要なクレジットカード会社の海外決済手数料は以下にまとめています。ここ1~2年で各社値上げが相次ぎ、今はほとんどのカード会社が、3.63~3.85%台の海外決済手数料になります。
Wiseデビットカードの手数料をクレジットカードと比べる
レートだけ見てもよくわからない…ということで、ここでは具体的に手数料がいくらになるかも見ていきましょう。
ここではまず、東京外国為替市場のレートを基準とします。ここから、各社のレートが、東京外国為替市場のレートからいくら上乗せされているのかを計算して、それを実質的な手数料としました。
以下のデータは、2026/01/18 12:16時点のものです。実際は、日々刻々ととレートが推移していますので、分単位で変わりますので注意してください。あくまで目安として参照してください。
また、10万円決済時のものなので、1万円なら10分の一ですし、20万円なら倍になります。
レートは為替市場に応じてリアルタイムで変わります。リアルタイムのレート情報は以下から確認できます。
→ Wiseカードの通貨別最新リアルタイムレート
| 通貨名 | Wiseデビット | Visa |
|---|---|---|
| アメリカドル | 660円 | 2,550円 |
| カナダドル | 630円 | 2,785円 |
| ユーロ | 640円 | 2,642円 |
| イギリスポンド | 680円 | 2,552円 |
| スイスフラン | 630円 | 2,860円 |
| チェココルナ | 680円 | 2,884円 |
| ハンガリーフォリント | 820円 | 2,864円 |
| ポーランドズロチ | 650円 | 2,925円 |
| スウェーデンクローナ | 640円 | 2,774円 |
| オーストラリアドル | 630円 | 2,814円 |
| ニュージーランドドル | 650円 | 2,854円 |
| 韓国ウォン | 910円 | 2,906円 |
| 台湾ドル | 1,110円 | 2,689円 |
| 中国人民元 | 670円 | 2,581円 |
| 香港ドル | 640円 | 2,530円 |
| タイバーツ | 940円 | 3,030円 |
| シンガポールドル | 650円 | 2,728円 |
| マレーシアリンギット | 710円 | 2,778円 |
| ベトナムドン | 890円 | 2,334円 |
| インドネシアルピア | 780円 | 2,994円 |
| フィリピンペソ | 920円 | 2,489円 |
| アラブ首長国連邦ディルハム | 660円 | 2,578円 |
(最終更新日時 : 2026/01/18 12:16)
セキュリティ機能が豊富 : カードを使っていないときに決済を停止できる
私が一番重視しているのはここかもしれません。
私は、海外旅行後にクレジットカードを不正利用されたことが2回あります。それ以降、海外でどうしても使わないといけないカード決済が不安がすごいあったのですが、Wiseを使いだしてからはその心配がかなり低減されました。
私がどう不正利用されたのか、具体的なエピソードは長くなるので興味がある方は以下から読んでみてください。
私の海外旅行での、クレジットカード不正利用体験談
私は、海外旅行ではクレジットカードを以下のように利用していました。
- 海外旅行では、カード停止・再発行になってもいいように、サブのクレジットカードを利用する
- セキュリティ対策として、ネット決済時に追加入力が必要な3Dセキュアを設定する
私は3Dセキュアさえやっておけばそもそも被害にすら合わないんじゃないか…と思っていたのですが、そうではないようです。
具体的な旅行プランと、カードを決済した場所は以下の通りです。(カード会社に問い合わせても調査結果は教えてくれないので、あくまで私が怪しいと疑っているだけのものです)
- 2022年10月~、海外渡航規制解除後に順次訪れた韓国・シンガポール・マレーシア・タイへ渡航
- 不正利用されたカードを主に使用して海外で決済
- 海外ホテルや海外LCCの予約なども、このカードを利用して決済
- 一回空港のフリーWifiで航空券の変更手続きをネット決済してしまったりも…
この旅行のことを忘れて9か月後に、事件は起きました。
- 2023年8月に不正利用決済
- 場所はアメリカ・カリフォルニア。UBER(イーツではなくタクシーのほう)で4回、合計約16000円
- この期間は半年ほど海外渡航なし。このカードもほぼ利用していないため、海外旅行の際が怪しい。
3Dセキュア使っていたのになんでUBERで決済されるの!?と思ったのですが、実は「3Dセキュアを使っていてもネットで不正利用はされる」みたいです。カード会社に確認しましたが、「一部の決済では、3Dセキュアでの確認なしに決済を通す場合があります」ということでした。なんのための3Dセキュア…。
ということで、電話連絡して事なきを得たのですが、私がこの時に知った不正利用申告のルールが「そうなの!?」と思ったのでこのあとご説明します。
まず知っておきたいのは、不正利用被害にあった場合の申告ルール。カード会社に連絡を入れてから、60日~90日前までの不正利用が対象とのこと。(カード会社によって異なるので、ご自身のものを確認してください)それを過ぎると保障されないようです。

個人的には結構短いな…と思いました。
1回不正利用にあってしまったので、私の場合、海外旅行後にいつ不正利用の請求がくるか落ち着かなくなってしまうんですよね。
実際に被害にあうまではタイムラグがあって、私の場合は半年後でしたが、もちろんそれより早い場合も遅い場合もあるでしょう。そしてもちろん不正決済に合う場合もあわない場合もあります。それをずっと警戒していないといけない、そして見つけてから60~90日以内に申告しないといけないのが、すごい嫌なんですよね。
その不安がWiseを利用することで一気に解消されました。以下の機能があるからです。
- アプリで、カードの凍結&凍結解除がワンタッチでできる
- 使わないときは凍結しておけば、不正決済されない
- さらに使い捨てクレジットカード番号の発行がアプリで可能、必要な時だけ発行して、使い終わったら削除えきる
私は基本的に海外でしかWiseを使わない、と決めているので、使わないときは凍結しています。凍結しているので決済がそもそも通らないので、不正利用にあってもそもそも決済自体ができない、というのはとてもありがたいですね。
さらに最近、海外旅行でありがちなのが、海外のサイトでのカード番号の登録。例えば以下のようなものですね。
- タクシー配車アプリ
- 欧米ではUber、東南アジアではGrabなど
- QRコード決済
- 中国のAlipay、WechatPay
- LCC利用時の、航空会社サイトでの決済
- 現地ツアー会社の決済
東南アジアでは特に、Grabなしでの旅行は考えられないレベルになってますし、中国行くのにAlipay使わないのも考えられないレベルになっています。その他スマホでカード番号を入れないといけない場面って結構多めです。
私は旅行のプランを立て始めたら使い捨てカードを作成して、旅行計画中に求められたカード番号は全部その番号で決済、そして旅行が終わったらカードを破棄しています。そうすることで、そのカード番号はもう使えなくなるので大変安心しています。
ここらへんの海外カード不安あるあるが解消されるの、すごい嬉しいんですよね。やっぱ不正請求って本当いつ来るか分からないので。
ATMで現金引出が可能 : 3万円までお得にATM引出し

Wiseカードは、そのままお得なレートでATMから現金を引き出すことができます。
- ATM引出時のレートも、条件付きでカード決済時と同じレート・手数料で利用可能
- 月2回 かつ 3万円/月までの引出は、Wiseの手数料無料
- 月3回目以降の出金は、手数料として「70円/1回」が必要
- 3万円を超えた金額には、「1.75%」の手数料が必要
- 別途、現地ATMを利用する手数料が必要な場合がある
- 一部のATMは、無料で利用可能。国により異なるため注意。
3万円までであれば、かなり有利なレートで現金引き出しが可能です。
私が確認した限り、台湾や香港は、一部のATMで無料で利用できましたが、韓国やタイでは無料ATMがみつけられなかったり、という感じでした。
空港の両替店の両替レートは悪い事が多いので、お得なレートで空港ATMで3万円分、引き出せるのはうれしいですね。

現地のATMでさくっと現金がおろせるのは嬉しいですね
マスターカード加盟店で利用可能 : ほとんどの場所で利用可能

Wiseカードは、マスターカード加盟店で利用できます。
ご存じの通り、海外だと基本的にはVisaかマスターカードは非常に多くの場所で利用が可能です。基本的にはカードが使える場所であれば、使えると思っていていいでしょう。

台湾や中国など決済事情が特殊な国は別ですが、基本的には多くの国で使えます。
Wiseカードを実際に海外旅行で使ってみた体験談

では実際に、Wiseカードを海外旅行で使ってみましょう。私はこんな感じで使っています。
渡航前にWiseカードの準備
- 海外旅行予算を、Wiseカードへチャージ
- 基本的にはWiseが指定する口座への銀行振込
- Wiseの使い捨てカードを作成して各種決済
- 電子渡航認証(アメリカならESTA、韓国ならKETAなど)や観光ビザ(カンボジアなど)の支払い
- 航空券や高速鉄道チケットの支払い
- 必要な現地ツアーの手配
- 配車サービスへのカード登録(欧米ならUber、東南アジアはGrab)
- QR決済へのカード登録(中国ならAliPay、台湾ならLinePay)
- ホテル予約
個人的には不安になりがちな、海外旅行の準備段階での各種決済を、使い捨てカードでできるのが本当気が楽で良いです。
決済がWiseカードに集約されるので、いくら使ったかが一目でわかるのもうれしいですね。
もし現地通貨決済の場合、Wiseのお得なレートが使えるのもうれしいです。
渡航してからはWiseカードの利用

- 出発当日、Wiseカードの凍結解除
- 現地空港到着後、ATMで現金の引き出し
- 現地での決済は、Wiseカードのタッチ決済
- ホテルでデポジットを求められた場合のみ、クレジットカードを提示
- カードが使えない場合(電車など)は、空港ATMで降ろした現金で
まずATMでお得なレートで現金を引き出せるのがうれしいですね。カード社会とはいえ、まったく現金なしはさすがに難しい場面があります。空港の時点である程度お得なレートで利用できるのはうれしいですね。
現地での決済は、基本的にはWiseカードでの支払いです。タッチ決済が可能で、最近だと海外でもタッチ払いに対応しているところは多いですね。

また、もし紛失した場合でもアプリで即座に利用凍結&凍結解除できるのはうれしいところです。(私も1回無くしたことあります)
帰国後はカード凍結
- 日本に到着後、Wiseカードの凍結
- Wiseの使い捨てカードはこのタイミングで削除
- もしたくさん金額が余っていた場合は、日本でもカード決済可能
日本に到着後は、Wiseカードの凍結と、使い捨てカード番号の削除をします。もし不正利用があったとしても、凍結&使い捨てカードが削除されていれば、そもそも利用ができません。この点、安心感が段違いなのがうれしいですね。
もしチャージ金額が余っていた場合でも、日本でそのままマスターカードとして、残高を使うことができます。

もし残高が残っても日本で使えるので安心です
(そのまま残しておいてももちろんOK)
Wiseカードを使う上で注意したほうが良い事は?

では、Wiseカードを使う上ではどういう事に注意が必要なのでしょうか?
初回のカード発行は1200円が必要
Wiseデビットカードは、初回にカードを発行する場合に1200円が必要になります。
年会費はありませんので、初回にカードを発行すれば、そのまま使うことができます。

クレジットカードだとカードは無料な場合が多いので、そこは注意ですね。
ただ年会費はありませんので、初回に払うのみです。
カード利用時のポイントはつかない
クレジットカードを利用した場合、0.5%~1%程度のポイントが付くことが多いと思います。
一方、Wiseカードを利用した場合はポイント付与はありません。この点は注意してください。

為替レートがお得になっていますので、
この点は個人的には問題にならないかな、と思います。
Wiseカードは、クレジットカードではなくデビットカード
Wiseカードは、クレジットカードではなくデビットカードになります。
デビットカードの場合には、事前にチャージした金額分しか利用ができません。そのため、事前にある程度の額をチャージする必要があります。
なお、もし残額として余った場合ですが、海外だけでなく日本でもマスターカードとして使うことができますのでご安心ください。もちろん、次回の海外旅行まで取っておいても大丈夫です。

もし現地で不足した場合でも、銀行振込さえできればチャージできます。
この点は注意が必要ですが、不正利用の場合にはチャージ分しか使えないというのは逆に安心材料にもなるなあ、と思うとメリットでもあると思います。



