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両替レート、BuyとSellはどっちを見ればいいの?徹底解説

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いざ両替所にいったとき、「あれ、BuyとSellって、どっちがどっちだっけ」…?というのはよくあるもの。
ここでは、BuyとSellの味方を徹底解説します。

この記事を書いたのは…

金融系ITシステムへの従事経験もあるフリーランスSE。パンデミック後も、8ヶ国へ渡航。主にLCCでアジアを巡る節約海外旅行好き。海外ブロガー歴10年越え。
実際に渡航した際の現地情報に加え、金融系ITの経験を活かして、最新の為替データを収集・分析し適切な外貨両替情報をお伝えします。

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実家の猫
もくじ

日本の場合

まずは日本の場合から。実際の写真で見てみましょう。

両替レート例(日本)
両替レート例(日本)

三菱UFJが一番親切なんですよね、ということで。結論から言ってしまえば

SELLは
  • 海外旅行に行くときに、日本円を外貨にする場合に見る。
  • 数字が小さいほうが安くて有利。これは、現地通貨1通貨に何円支払う必要があるかを示している(写真の場合、アメリカドルであれば、1ドル=146.75円)ため。
  • 他にもSELLING、WE SELLなどで表記される。
BUYは
  • 海外旅行から帰ってきたときに、外貨を日本円にする場合に見る。
  • 数字が大きいほうが高くて有利。これは、現地通貨1通貨あたりで何円受け取れるのかを示している(写真の場合、アメリカドルであれば、1ドル=140.95円)ため。
  • 他にもBUYING、WE BUYなどで表記される。

という事で、両替店が、外貨を売る場合はSELLです。両替店が、外貨を買う場合はBUYです。主語は両替店がどう、なので注意して下さい。

私が見た限りではありますが、日本の空港の両替でこの記載パターンじゃなかったのは見たことないです。

海外の場合

海外での一般的な表記ルール

では海外ではどうでしょうか。海外で一般的な表記は以下の通りになります。(私の体感で8割ぐらい)

両替レート例(チャンギ空港)
両替レート例(チャンギ空港)

写真はシンガポールの例です。海外では、日本円が外貨になるため、逆になります。こちらも結論から言ってしまえば

BUYは
  • 海外現地へ入国するときに、外貨(現地からみたら、日本円は外貨)を現地通貨にする場合に見る。
  • 数字が大きいほうが高くて有利。写真の場合、日本円100円あたり何シンガポールドル受け取れるのかを示している(写真左側の場合、100円=0.981シンガポールドル)ため。
  • 他にもSELLING、WE SELLなどで表記される。
SELLは
  • 海外現地から帰国するときに、現地通貨を外貨(現地からみたら、日本円は外貨)にする場合に見る。
  • 数字が小さいほうが安くて有利。写真の場合、日本円100円に何シンガポールドル支払う必要があるかを示している(写真左側の場合、100円=1.020シンガポールドル)ため。
  • 他にもBUYING、WE BUYなどで表記される。

という事で、両替店が、外貨を売る場合はSELLです。両替店が、外貨を買う場合はBUYです。主語は両替店がどう、なので注意して下さい。そして、この意味と表記ルールは日本と同じです。

そのため、SELLは両替店が外貨を売る、BUYは両替店が外貨を買う、というのは変わりません。ただ注意したいのは、海外では日本円が外貨になります。そのため、日本人から見ると日本とBUYとSELLが入れ替わります。この点は注意してください。

まとめ

ということで、これまでの内容をまとめるとこうなります。

場所SELLBUY
原則的なルール現地通貨→外貨外貨→現地通貨
日本の場合現地通貨(日本円)→外貨外貨→現地通貨(日本円)
海外現地の場合現地通貨→外貨(日本円)外貨(日本円)→現地通貨
BUYとSELLの関係早見表

ポイントとして、SELLは両替店が外貨を売る(現地通貨→外貨)場合。BUYは両替店が外貨を買う(外貨→現地通貨)場合。これは基本的に変わりません。

ただし、海外現地では、現地の人から見た場合、日本円が外貨になります。そのため、海外では意味が逆になります。この点だけ注意が必要です。

ここらへん本当ややこしいので要注意ですね。

例外

さて、これまで書いてきたことは基本的なルールです。私が見てきた限り、ほとんどの国はこの表記ルールでした。具体的には台湾、中国、タイ、シンガポール、香港などなどはこの表記です。

ただ、たまこの表記ルールではないルールが一般的な国があります。例えば韓国です。

両替レート例(明洞)
両替レート例(明洞)
両替レート例(仁川空港)
両替レート例(仁川空港)

一般的には両替店が主語で、SELL、BUYは両替店の立場から見たものになります。

ただ、韓国ではお客さんが主語で、SELL、BUYはお客さんの立場から見るものになります。(たとえば下側の写真、仁川空港のものなのですが、YOUR SELLINGってなっているのでわかると思います。普通はWE SELLINGなんです)

だんだんこのあたりからわけわからなくなってくるのですが、表でもう一度まとめると以下のようになります。

場所SELLBUY
原則的なルール現地通貨→外貨外貨→現地通貨
日本の場合現地通貨(日本円)→外貨外貨→現地通貨(日本円)
海外現地の場合現地通貨→外貨(日本円)外貨(日本円)→現地通貨
韓国の場合外貨(日本円)→現地通貨現地通貨→外貨(日本円)
BUYとSELLの関係早見表

ということで、一般的な海外は、表記が日本と逆になる、というのをお伝えしましたが、韓国の場合は一般的な海外と逆の表記になります。

結果として、逆の逆で日本と同じになるというわけわからないことになります。

もうこのあたりはややこしすぎてくるのですが…。がんばって理解してくださいとしかいいようがないですね。

例外はいつどこで起きる可能性があるので注意

ということでこの例外、私は韓国ぐらいでしか見たことがないのですが、あとはマレーシアとかのよくわからないマイナー両替店とかでも見たことがあります。

つまるところ、例外がいつどこであるのかは私は保証しきれません。私は全部の両替店を見たわけではないので、どの国でも、どの両替店でも、突然例外の表記となる場合はあると思います。

ということで、私が言えることは注意してください、という事だけですね。

実際問題、韓国ぐらいでしか例外表記はみないとは思いますが…
ただたまに本当に突然レート見てたらなんか変だな?ということはあるので。
もうこればっかは注意してくださいとしか言えないんですよね

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