おすすめ両替方法まとめ
中国でWiseデビットカードは便利?レートやメリットまとめ
中国での訪問で不安になるのが決済。
実際に中国に行ってみた際に、Wiseデビットカードを使ったのですが、非常に便利・安心に利用することができました。中国訪問はWiseデビットカード、かなりおすすめです。
ここでは、実際に中国で使ってみて、何が便利だったのかを具体的にまとめてみました。また、レートの違いについてもまとめています。
中国人民元のWiseデビットカードのレートについて
まず、Wiseデビットカードを中国人民元で利用する場合のレートを確認します。
Wiseデビットカードの中国人民元レート
Wiseデビットカードで中国人民元を利用する際は、以下の手数料が必要です。
項目 | レート |
---|---|
Wise手数料(中国人民元) | 決済金額に対し1.1% |
(最終更新日時 : 2024/12/08 12:19)
Wiseデビットカードの場合、必要なのはこれだけです。では、具体的にいくらになるのを以下の表にまとめました。
項目 | レート |
---|---|
本日レート(中国人民元) | 1元=20.63円 |
Wise手数料(中国人民元) | 1.1% |
Wise決済レート(中国人民元) | 1元=20.86円 |
(最終更新日時 : 2024/12/08 12:19)
ただこれだけだと、お得さがわかりにくいです。具体的にほかの場所と比較していきましょう。
この後、クレジットカードや両替店と比較していきます。
Wiseデビットカードのレートをクレジットカード・両替店と比較
では、Wiseデビットカードのレートを、クレジットカード・両替店と比較していきましょう。
レートだけ記載してもわかりにくくなってしまいます。そこで、ここでは各社のレートと、その日の東京外国為替市場のレートを基準にして、10万円を使った場合にどれくらい差が出るのかをまとめています。これが実質的な各社の手数料となります。
また、これらの手数料は10万円を決済した場合のものです。1万円を決済する場合は手数料も10分の1になり、20万円を決済する場合は手数料が倍になりますので、ご注意ください。
記載しているデータは、2024/12/08 12:19時点のものです。レートはリアルタイムに変わりますので参考データとしてご覧ください。
Visa・Mastercardは、店頭決済の場合で、海外決済手数料を2.2%(日本で一般的な手数料)として計算しています。
中国銀行は中華人民共和国の中国銀行を指し、レートは現金を両替する際のものです。
各空港は、空港直営両替店のレートを記載し、現金両替時のレートです。
項目 | レート | 実質手数料 (10万円決済時) |
---|---|---|
東京外国為替市場 (基準レート) | 1元=20.63円 | 0円 |
Wiseデビットカード | 1元=20.86円 | 1,100円 |
Visaカード | 1元=21.22円 | 2,748円 |
Mastercard | 1元=-円 | -円 |
中国銀行 | 1元=20.69円 | 275円 |
成田空港 | 1元=22.45円 | 8,092円 |
関西空港 | 1元=22.79円 | 9,463円 |
(最終更新日時 : 2024/12/08 12:19)
このように記載すると、決済時にいくら上乗せで取られているかがわかりやすいのではないでしょうか。見ていただければわかる通り、東京外国為替市場のレートを基準にすると、10万円決済当たりで
- Wiseデビットカードのカード決済で1,100円の手数料
- Visaカードでのカード決済で2,748円の手数料
- 成田空港での現金両替で8,092円の手数料
の手数料が必要です。かなり大きな差になってくることが、わかっていただけるでしょうか。
Wiseデビットカードのレートの良さが分かっていただけると思います。
カード決済するときは、このレートが適用できるのがうれしいです。
記載は2024/12/08 12:19時点のものなので、レートの傾向を示すために、Wiseカード・Visa・Mastercardの過去45日間のレートも、同様のルールで示します。
Wiseデビットカードのセキュリティについて
そして中国に行く際に一番うれしいのは、こちらのWiseデビットカードのセキュリティ機能の豊富さかもしれません。
中国に限らずですが、スマホでの電子決済が多数となる以上、不安なのはカード番号の漏洩です。特に海外ともなると不安はつきもの。実際私も、海外旅行用のクレジットカードで不正請求被害にあったりもしています。
そこで一番使っていきたい機能が、「デジタルカード」の機能です。
デジタルカード
デジタルカードとは、どういう機能なのでしょうか?
- 1アカウントに最大3枚まで発行可能
- スマートフォン上だけで確認できるカード番号が発行される
- 実際のカードは発行されない
- カードの凍結・凍結解除がアプリからいつでも可能
- カードの削除・カード番号の変更がアプリからいつでも可能
要するに、旅行のたびに使い捨て出来るカード番号を発行できます。
使い勝手としては、私は、以下の流れで中国を訪問しています。
私は中国滞在専用のカードとして発行し、帰国したら削除します。
帰国したら削除するカード番号なので、たとえ漏洩しても、もう使えなくなっています。訪問中に不安であれば、凍結しておけば使うことはできません。これらの操作はスマホから簡単にできます。
これのおかげでかなり安心なんですよね。一般的にクレジットカードは、不正請求があった場合60~90日以内に申告しないと救済されません。いつくるかわからない不正請求から解放されるのは嬉しいです。
これが一番うれしいかもしれません…。
中国滞在専用のカード番号なので、帰国後に削除すれば使えなくなります。
番号漏洩もどんとこいです。
Wiseデビットカードの中国での使いどころ
私は実際に中国に渡航した際に、以下のような際にWiseカードを使っていました。
Alipay・WeChatPayへの紐づけ
まずは一番大事、Alipay・WeChatPayへの紐づけです。
紐づけはデジタルカードで行い、入国前に新規発行・帰国後に削除したので大変安心です。請求は画面のような感じで一覧で確認できますし、日本円でいくらなのかもすぐみれて便利ですね。
そしてなによりレートが良い。結構詰みあがっていくので、これは非常に助かりました。
また、Alipay・WeChatPayで200元以上の支払いを行う場合には、3%の決済手数料がかかります。この額を払うということは、ある程度しっかりしたお店の場合が多いと思います。ということは、Mastercard決済ができる可能性もあります。(できない場合もあると思いますが…)
WiseデビットカードはMastercard決済もできますので、こういった際にWiseデビットカードで払えば、Alipay・WeChatPayの3%手数料を回避できてお得です。頭の片隅にいれておいてください。
LCCへの予約・ホテルの予約決済
高額になりがちなのが航空券やホテルの決済。ここでもWiseが便利です。
こちらの決済もデジタルカードで行っています。私は航空機は春秋航空(とスプリングジャパン)を利用しました。
特に現地通貨での決済になる場合には、Wiseカードのレートで決済ができお得です。また、ホテルもサイトによっては現地通貨になりますし、現地払いで中国元決済となる場合には、Wiseカードのレートを利用できます。
このあたりは高額になることが多いので、Wiseカードのレートで決済できるのはお得ですね。
スマホでトラブルが起きても、ATMで現金を引き出せる
いざというときに、Mastarcard対応のATMであれば、現金を引き出すことができるのもうれしいです。
基本的にスマホにトラブルさえ起きなければ、中国では困ることはないと思います。ですがいざ中国でスマホにトラブルが起きたとき、決済できない!という事態は避けたいものです。
現金がだいぶん使いにくくはなっていますが、それでも現金さえあれば割となんとかなります。いざというトラブル時、ATMからお金をおろせればとりあえずなんとかなるはずです。
月に3万円以下・2回以下であれば、Wiseカードの手数料は無料です。ATMによって、ATM利用料がかかる場合がありますので、表示を確認してください。
中国では、Wiseカード1枚でほとんどの決済に対応できます
Wiseカードを実際に中国で使う際の流れ
では、実際に私が中国に行く際に、どのような流れでWiseカードを使ったかをまとめます。
渡航が決定したら、アプリからデジタルカードを発行
渡航が決定し次第、まずはアプリからデジタルカードを発行します。アプリから簡単に発行できて便利です。
LCCやホテルの予約をデジタルカードで行う
LCCやホテルの予約は、発行したデジタルカードで行います。
予約完了後は、念のため凍結しておきます。また使う場合があれば、凍結解除してまた凍結します。こちらもスマホから全部操作できるので便利です。
渡航日にAlipay・WeChatPayにデジタルカードを登録
Alipay・WeChatPayへの登録は、空港移動中に行います。
私自身は特にトラブルなく登録を行えました。
現地ではAlipayを中心に決済、200元を超える場合はクレジットカードが使えないか確認
現地での決済は、私はAlipayのほうが使い勝手が良くて好きなので、Alipayで決済します。
実際に私が訪れた際、決済トラブルにあうことは一度もなく、Alipay + Wiseデビットでスムーズに決済を行えました。
200元を超える場合は、念のためクレジットカードが使えないか確認しましょう。ただ、200元にならなければいいので、飲食店であれば小分け注文するとかで回避できちゃうんですけどね。
中国だと一般的な飲食店やコンビニであれば、200元を超えることはそうそうないと思います。
帰国後はデジタルカードを削除
日本の空港に到着次第、デジタルカードを削除します。
AlipayやWeChatPayはもう使えなくなっているので、削除すらいりません。ただ心配なら消しておいてもいいかもしれません。
まとめ
ということで、ここまでのポイントをまとめます
- レートがお得でうれしい
- 使い捨てのデジタルカードが発行できるので、電子決済も安心
- Alipay・WeChatPayも問題なく使え、ATMで現金も引き出せる
中国での支払いが安心かつスムーズにできました。
快適な旅行ができるので、とても助かる一枚です。