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台湾のキャッシュレスはLinePayがおすすめ 使い方と使えるお店まとめ

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【2024/06/13記載】
日本でのLine Payサービスは、2025年4月末を持って終了することが、LINE Pay株式会社より発表されました。
これに伴い、日本人が台湾でLine Payを利用できるのも、2025年4月末までとなる予定です。
(台湾現地ではサービス継続なのですが、「台湾、タイでのクレジットカードを登録した利用」は終了と記載があります。)
クレジットカードが使えない場所の多い台湾では、かなり便利だったのですごい残念です…。
とはいえ、2025年4月末までは使えますので、それまではとりあえず便利に使っていきましょう。また近くなったら最新情報を追記します。

台湾で大人気のキャッシュレス決済、「Line Pay」を台湾で使うためのポイントと、その他のキャッシュレス決済のポイントをまとめました。

台湾の両替記事
この記事を書いたのは…

金融系ITシステムへの従事経験もあるフリーランスSE。パンデミック後も、8ヶ国へ渡航。主にLCCでアジアを巡る節約海外旅行好き。海外ブロガー歴10年越え。
実際に渡航した際の現地情報に加え、金融系ITの経験を活かして、最新の為替データを収集・分析し適切な外貨両替情報をお伝えします。

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実家の猫
もくじ

前提:台湾ではほぼクレジットカードが使えない

まず前提として、台湾ではクレジットカードが使えない場所が非常に多いです。台湾でクレジットカードが使えるのは、以下の場所ですね。

台湾でクレジットカード使える場所
  • ホテル
  • 百貨店(新光三越、遠東SOGOなど)
  • 高級店の一部
  • 桃園空港MRT(改札でカードタッチでの乗車が可能)

町中にある普通の飲食店や、コンビニ、スーパー、お店ではほぼクレジットカードは使えないと思ってください。

普通の町中のお店だと、使えるのはマクドナルド(注文をセルフ注文機でやるため。)ぐらいしか見かけなかったです。

台湾ではカード決済自体は普及しています。ですが台湾で一般的なカード決済は、台湾の銀行が発行している台湾でしかつかえないカード決済です。VisaやMastarcardではないのです。そのため、スーパーでカード決済してるじゃん、とおもってカードを出すと使えませんと言われますので要注意です。

台湾で日本人が使えるキャッシュレス決済は2種類

ただそんな中で、台湾でもキャッシュレス決済したい…。という方に向けてご案内していきます。

台湾にはモバイル決済も多数あるのですが、その多くが台湾の銀行が運営しており、台湾の銀行口座が必要です。そのため、普通に台湾に訪問した日本人は、まず使うことができません。

ただ、町中でも見かけることが多い、シェアの高い以下の2個は利用可能です。ここではそちらをご紹介します。

台湾で日本人も使えるキャッシュレス決済
  • Scan2Pay
  • LinePay

要注意ですが、LinePay以外の、PayPay・楽天ペイ・d払い・auPayといった各種決済は台湾では使えません。使えるのはLinePayのみです。

先にScan2Payをご紹介して、次にLinePayをご紹介します。感覚としては、LinePayがかなり多いのですが、最近夜市などではScan2Payもよく見るな、といった感じですね。

Scan2Pay

書いてる人少ないですけど、これは押さえておきたいです。

Scan2Payというのがあり、こちらはアプリなしで支払いが可能です。写真の黄色い大きいQRコードですね。(QRは念のためダミーにしてあります)下にいろんな支払方法がのっていますが、これらの支払いをアプリなしでできる、というものです。

こちらのQRコードを、普通にスマホのカメラで読み取れば、以下の画面になります。

こんなかんじでずらずらっと支払方法が並びます。ただ、こちらにのっている支払方法は、ほとんど日本人は使えません。日本人が使えるのは一番下にある「信用卡」。こちらから、Visa・Mastarcard・JCBで支払う事ができます。

「信用卡」を選ぶと、次のような形で支払金額をいれるようにでます。金額を入れて、一番下の緑のボタン「付款」を押します。

そうするとこんな感じでクレジットカード番号を入れるようになるので、入力して「確認付款」を押す、という形ですね。

毎回いれるのは面倒ですが、1回いれればスマホに記憶させられるはずなので、2回目以降は楽なはずです。

Line Pay

飲食店
飲食店

皆様おなじみ、Lineが提供しているQR決済方法がLine Payです。日本だとあまり使われていないのですが、台湾ではかなりシェアが高いです。

こちらはとあるアイスクリーム店なのですが、写真の右側の下のほうにQRコードがありますね。こちらで支払いました。

使い勝手はほぼ日本と一緒です。QRコードを読み取るか・読み取ってもらう形での決済になります。支払いは紐づけたカードに、台湾ドルで請求がいきます。

こういったお店や、夜市でも結構使えることはおおいですね。小規模店が多い印象ですが、コンビニやドラッグストアでも使えます。

詳しい使い方はこのあとご紹介していきますね。

台湾でLine Payを使うための準備方法

では、台湾でLine Payを使うための準備の方法をまとめます。

Line Payに登録

現在、Line Payに登録済みのかたはここは飛ばしていいです。また、殆どの方がLineは使っていると思うのでその説明は省きます。Line Payに登録されていない方は、以下に従ってLine Payの登録をしてください。

これはすぐ終わると思います。

Line Payを台湾で使う準備

LinePayに紐づけておけば、操作は簡単です。

  • 利用国を「日本」→「台湾」に切り替え(位置情報から自動切換えされるが、されなかった時のため覚えておくとGood)
  • 利用するカードの番号を登録(初回のみでOK)

これだけやれば、あとは支払うだけです。言葉で説明してもわかりにくいと思うので、スクリーンショットを見ていきましょう。

まずこちらはおなじみのLineの画面ですね。右下の「ウォレット」ボタンを押すとこの画面になります。この画面から、まず左上の「支払い」のボタンをおしてください。

これはいつもの支払画面です。(QRコードだけ偽物に置き換えています)こちらの支払画面から、一番下に「日本」という項目があるとおもいます。こちらをタップしてください。

こちらがLine Payの国選択画面になります。こちらから、「台湾」を選択して確認を教えてください。

なお、台湾でのLine Pay支払いはクレジットカードのみとなります。そのため、クレジットカードでない方はこの画面が出るので、クレジットカードを登録しましょう。

この画面からクレジットカードを登録して、支払い方法にクレジットカードを設定して登録完了です。

台湾でのLinePayでの支払い方

といっても特別なことはなく、日本と同じですが。

あとは通常通りのLine Payの使い方と同じです。「ウォレット」から「支払い」を押せばQRがでてきます。

台湾に行っていれば、ここの一番下の赤枠のところが台湾になっているはずです。もし日本のままだったら(写真は日本のままの場合の例です)タップして台湾に切り替えてください。

あとはQRコードを読み込んでもらうか、一番下にある緑の「スキャン」ボタンで店頭にあるコードをスキャンして支払いになります。

決済の請求はすべてクレジットカードに、台湾ドルで行われます。

日本に戻ったら自動で「日本」に戻るはずですが、もし戻っていなかった場合は設定を切り替えるのを忘れないでください。(あんまり日本で使う人多くない気もしますが)

台湾のLinePayで支払う場合、請求は?両替レートは?

LinePayで支払う場合、請求は紐づけたカードに台湾ドルで行われます。そのため、カード決済したのと同じことになりますね。

ちなみに先ほどのScan2Payも同様ですね。カードに台湾ドルで請求がきます。

支払いには、Wiseデビットカードがおすすめです。理由は、海外手数料がお得だから。レートの差は以下の通りです。(Visa・Mastarcardは、日本で一般的な海外決済手数料2.2%で計算しています。)

項目レート実質手数料
(10万円決済時)
Wiseデビットカード1台湾ドル=4.6771円970円
Visaカード1台湾ドル=4.7355円2,190円
Mastercard1台湾ドル=4.7359円2,198円
WiseデビットカードとVisa・Mastarcardを比較(台湾ドル)
(最終更新日時 : 2024/10/10 12:15)

上記のレートは、以下のそれぞれの公式サイトから引用したものです。Visa・Mastarcardを確認する場合は、Bank rateにご自身の利用するカードの海外決済手数料を入力してください。(日本では2.2%が一般的です。)

Wiseデビットカードは、手数料がかなり安いのでおすすめです。台湾の場合、LinePayやScan2Payで紐づけるとお得です。また、ATMで3万円まではこちらのレートで降ろすことができ、こちらもかなりお安いです。

台湾で使ってみた際のレポートは以下の記事でまとめていますので、ぜひご利用してみてください。

なお、カードは郵送になるのでお時間がかかります。ですが、LinePayで使うためのデジタルカード番号(実際のカードが発行されない、番号だけのタイプのもの。アプリから発行・確認・削除ができる)は登録が完了したらすぐ使う事ができます。そのためもうすぐ台湾に行く!という場合でもお得に使えますので、ぜひぜひ試してみてください。

Wiseデビットカード
Wiseデビットカードは…
  • 海外での決済時、手数料が安い
  • 安心のセキュリティ対策が豊富
  • マスターカード加盟店で利用可能

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当サイトのWiseデビットカード解説記事

Wiseデビットカードの 海外旅行利用レポ / 両替レート・手数料徹底比較 / 作り方

台湾の現金・クレジットカード・Line Payが使える場所まとめ

属性別に、どこで使えてどこで使えないかをまとめました。

飲食店

鼎泰豊
鼎泰豊
利用場所現金クレジットカードLinePay
Scan2Pay
ホテルレストラン×
高級レストラン×
空港飲食店×
ドリンクショップ
(タピオカミルクティー店)
×
デザート店×
町の料理店××
夜市×
台湾でクレジットカードを使える場所一覧

飲食店はわかりやすくて、要は高級店ほど使えます。ただ鼎泰豊クラスでも、結構使えないところがあるみたいなので注意してください。あと、空港はさすがに使えましたね。お手頃価格のお店ほどクレジットカードは使えませんでした。

LinePay、Scan2Payは町中の気軽なお店に多い印象です。

反対に一切どうにもならないのは、ザ・町中華、といったかんじのローカルな飲食店はもう現金一択です。値段も安いですからね。

飲食店以外

セブンイレブン
セブンイレブン
利用場所現金クレジットカードLinePay
ホテル×
タクシー×
電車×
空港店舗×
コンビニ×
薬局×
スーパー××
台湾でクレジットカードを使える場所一覧

タクシーはクレジットカード利用時は追加手数料がいるといわれたので「△」に。まあ現金が無難です。

電車は桃園MRTのみVisaタッチが使えるので「△」に。あとは普通に「悠遊カード」(台湾のSuica、Icoca)のチャージは現金のみですし、券売機も現金のみなので、電車は基本現金です。

飲食店以外だとクレジットカード使えたのはホテルと空港のお店ぐらいです。Line Payはときおり使えるのですが。スーパーは台湾ローカルのカードしか使えなかったので、本当現金のみでした。

実際にどこで使えたかまとめ

ただ実際にどこでどういう風に使えるのか知りたい!という方もいらっしゃると思うので、ここでは私が実際に訪れたお店でどうだったかまとめてみます。こういう雰囲気のお店はこういう感じなんだな、ぐらいでご覧ください。

50嵐

支払方法

現金とLinePay

日本でブームが過ぎ去ろうと、台湾ではドリンクショップ。タピオカミルクティーではないですが、いろいろ飲み物頼むのは楽しいですね。

50嵐は現金とLinePayのみでした。ちなみにおなじドリンクショップ、楽法も現金とLinePay(と日本人の使えないJKOPAY)でした。ただお店によって違いそうな感じはありますね。

朱家嘉義雞肉飯

支払方法

現金のみ

写真右の魯肉飯が30台湾ドル、右の鶏肉飯が35台湾ドル。台北の町中にあるザ・町中華です。

こういうところでクレジットカードとかQR決済ができるわけがないですね。こういうところは現金オンリーです。大変おいしくて満足でした。

小南門伝統豆花

支払方法

現金もしくは悠遊カード(日本人が使えないもの:悠遊Pay・TWQR)

「特製乾麺+しいたけと肉練り物のとろとろスープ+湯で野菜」のセットに卵をトッピング。150台湾ドル。

マクドナルド

マクドナルド
マクドナルド
支払方法

現金もしくはクレジットカード、悠遊カード(カードはセルフ注文機のみ)

最近日本でもよく見かける、タッチパネル式のセルフ注文機が台湾にもあります。(切れちゃってますが写真右のやつです。)

わりと結構いろんな店舗であるのですが、こちらのセルフ注文機だとカード決済可能、悠々カード使用可能でした。セルフ注文機は現金不可なので、まあそうですねという感じですが。

こういうシステムが入っているところではカードは確かに使えそうです。ただ大衆向けの飲食店で使えたのはここぐらいだと思います。

思慕雪手工優格/手工果醤/優格氷淇淋専売店

支払方法

現金もしくはScan2Pay(日本人が使えないもの:JKOPAY・Joymap)

手作りヨーグルトフローズンアイス。2個で105台湾ドル。台湾は暑いのでね、こういうところは助かります。

決済はScan2pay。店舗だと珍しいかも。あとは日本人が使えないタイプのQRが2つです。

東門弾子房 ICE

支払方法

現金もしくは悠遊カード(日本人が使えないもの:悠々Pay)

こちらもアイスクリーム、好きなものを三つ選んで80台湾ドル。こういう町中ののんびりしたところのお店が好きです。

支払いはLinePayと悠々カード。

夜市

支払方法

お店によって異なる。現金は基本で、店舗によってはLinePay、Scan2Payが多い。

私が見たのは寧夏夜市。ざっと見た感じ、七割がたのお店で使えました。夜市はScan2Payが多かったですね。LinePayとScan2Payの組み合わせもかなり見ました。

印象としては、新たしそうな感じのお店ほと導入しています。店員さんが若そうな感じだとキャッシュレス支払いできますね。

反対に、古くからずっと夜市に参加しているような名店、といった感じのお店は現金のみでしたね。古くからのスタイルといった感じで。ただそういったところはお値段も抑えているので、これは仕方ないところだと思います。

TKK Fried Chicken(空港店)

支払方法

空港店舗:現金もしくはクレジットカード
通常店舗:現金もしくはLinePay、悠々カード(日本人が使えないもの:JKOPAY・台湾Pay)

TKK Fried Chickenは普通に町中にも店舗のある台湾系フライドチキン店です。

町中の店舗だと普通の決済なのですが、空港店は一切PAY周りの表示がなく、現金とクレジットカードのみっぽい感じでした。町中の店舗はクレジットカード使えないんですよ。ただ空港はやっぱりクレジットカード使えますね。

セブンイレブン

セブンイレブン
セブンイレブン
支払方法

現金もしくはLinePay、悠々カード(その他各種決済方法)

セブンイレブンはこれだけ決済方法を書いていますが、Visa・Mastarcardはないですね。

LinePayは普通に使えたんですよね。多分だいじょうぶだと思うんですけどね…。ちなみにファミリーマートでも普通に使えました。ファミリーマートもこんな感じでしたね。

Watsons

支払方法

現金もしくはLinePay、悠々カード(その他各種決済方法)

ドラッグストアもVisa・Mastarcardはないんですよね。LinePayでの支払いです。

全聯福利中心

支払方法

現金(もしくは日本人の使えないPXpayか、台湾ローカルのカード)

写真がなかった…。

全聯福利中心は台湾ローカルのカードしか使えないようで、Visaは断られました。支払いは現金のみになります。ここは結構まとまった額つかうことになりそうな場合もありそうなので、要注意ですね。

なおこちらは、PXpayという全聯福利中心が作ったPayがあるのでそちらは使えるのですが、もちろん日本人は使えないのでどうにもなりません。

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